GDPでは国の政策は決められない?自分のお金は何のために使うのか?
このブログは幸せがテーマですが、
今日はお金と幸せの関係についてです。
色々な書籍を見ると幸せ(well-being)とお金について良く触れられています。
お金は一定量を超えると幸せに寄与しないというのが、現時点の定説です。
貧しい人はお金を得ると幸福度が向上しますが、一定の豊かさを超えると幸福度は頭打ちになります。
これは、心理的な安全性(衣食住とか、将来の不安がなくなる)といったことに起因して、貧しい人にはお金は重要な要素ではあるものの、本質的にはお金と幸せには関係が強くないということを示していると解釈しています。
では、国のお金の指標と言えば代表的なものがGDPでしょう。
GDPやその成長率で経済を語り国の政策が決められている状況はあまり得策ではないと言えます。
政治は国民のためのものであれば、国民の幸せが第一であって、それはお金によって成し遂げられるものではない(社会的なセーフティーネットは必要だが。)ということです。
もっと国は経済成長ではなくて、国民一人一人が幸福と関連のある、自己受容や他者貢献、挑戦、感謝の心、楽観性といったものを強めるような政策を行うべきだと思っています。
さて、国の話でいえばそうなるのですが、個人ではどうでしょうか?
個人も自分の給料があって、そのお金を何に使うか、貯蓄するかを都度判断しています。
さあ、あなたのお金を使う優先度は何によって決めていますか?
極端に言うと
・もらったお金をすぐに使ってしまう人
・お金を必要以上に節約して、将来への蓄え、投資に使う人
かなと思っています。
前者は考えがなくお金を無駄に使っていて、
後者は幸せを感じるチャンスをつぶしてしまっていることもあるかと思います。
要は、個人においても自分の幸せはどこで感じられるかを認識して、今使うお金と、残すお金を判断するほうが、幸せになれるのでは?と思っています。
ただ、自分の幸せがどこで感じられるのかをみんな知らないから難しい。
自分の幸せについて考えることがまずは大事なことだと思います。
そして自分の幸せに寄与することにお金を投資していく。
これだけ聞くと自分のことばかりにお金を使うってこと?と思われがちですが、実は違います。
例えば、私は日々自分で開発したアプリに幸せを感じたことを記録しています。全体の50%以上が家族から得られる幸せであることが分かっています。
だから、私の例で言えば家族のため、家族とのコミュニケーションのため、家族の時間を増やすためにお金を使うと決めています。
といった具合に、幸せは他者貢献や感謝の気持ちから得られることが分かっていますので、自分の幸せへの投資は、必ずしも自分への投資だけではないわけです。
というようなことを一緒に考えてくれる金融機関やサービスがあるといいなと思う今日この頃です。