親のエゴ
うちの上の娘が先日5歳になりました。
早生まれの年中さんです。
4月から年長さんとなり、とうとう小学校前の準備が加速します。
我々夫婦では、以下を理由に小学校受験(受けるとは決めていないが勉強をすること)を決めました。
・本人の性格が規律を重んじていて、自由奔放な保育園の友達の馴染めていないこと
→公立よりも私立や国立向きだと思われる。
・早生まれなので、友達に負けることが多いので、勉強面では早めのキャッチアップをさせてあげたい
・周りの友達に恵まれた環境を用意してあげたい
昨日も工作の問題を一緒にやっていたら、難しくて泣きだしてしまった。
理由を聞いても何も答えてくれないぐらいかなり悲しんでいる様子。
お母さんがごめんねして許してくれたが、親としては考えさせれられてしまいました。
子どものために勉強を早めにと思ったものの、本人にとっては保育園では負けてばかりなのに、なんで家でもこんなつらい思いをしなければならないのかと思ったのかもしれません。
3つ、小学校受験の理由を挙げましたがどれも親のエゴなのかもしれません。
少なくとも、もう少し成功体験ができるように、遊び感覚でできるように接していきたいと思います。
本人は小学校に憧れがあって、小学校のための準備という位置づけで頑張って勉強しているようで、モチベーション自体はあるようなのですが、今回は難しすぎて挫折してつらくなってしまったのかもしれません。
よく子どもをみながら進めていく必要がありそうです。
夫婦で受験に成功することが目的ではなく、考える基礎の力を身に着けてほしい、その手段としての受験だという点は共通認識を持てているつもりなのですが、どうしてもやってみると焦ってしまって、それが子どもに伝わっているのかもしれませんね。
反省です。
自分の市場価値
皆さん自分の市場価値って知っていますか?
おそらく職業によって、わかりやすい人もいれば、よくわからない人もいるかと思います。
そういう意味ではシステムエンジニアは市場価値がよくわかる構図です。
システムエンジニア、システム開発においては、人月と単価という単位でビジネスしていることが多いです。
人月とは一人当たり一か月の労働時間のことです。
例えば1営業日あたり7時間労働とすると、月20営業日だったとします。この場合、7時間×20日=140時間分の仕事量のことを1人月と表します。
単価とは、その人月あたりの売値です。
国内の要員ですと90~150万円ぐらいが相場でしょうか。
コンサルタントなどは300万円を超えます。
なので、この業界では営業が事業会社から受注するときは、大体この人月と単価で契約金額が決まるようになっています。
SEを3人3か月雇うとすると、
3人×3か月=9人月
単価が100万円だとすると
9人月×100万円=900万円の契約といった具合です。
簡単に言うと人貸し業なのです。
もちろん、例外はあって、サービス提供するような場合は利用料といった形で売り上げるビジネスもあります。
本来は依頼する作業の難易度から単価は決まるのですが、
往々にして、あの人にこの単価はないなとか、
あの人ならこの単価はありだなといった、人を見た会話がなされます。
まさにこの単価というのがこの業界で言うわかりやすい市場価値なのです。
つい先日、お客様と会話している中で、自分の単価が上がる可能性について言及された際、それなら発注しない、上を説得できないといわれてしまいました。
確かに、今以上の単価となるとハードルは高いのですが。。
今まで担当のお客様に満足頂いている自負はあったのですが、
単価を上げるほどではないという考えに触れてしまい、少し落ち込みました。
とはいえ、現状の生の声をお客様から聞くことができる関係性にあるのは間違いないので、引き続き市場価値を上げる仕事の提案だったり、自己研鑽であったりをしていきたいと考えています。
なんでこんなに子育てが大変なの?
子育てがこんなに大変でみんなしたがらないのってなぜ?
という問いの答えが欲しくて読んでみました。
突き詰めていくと社会や国、政治の問題へとなる。
男女格差の問題
貧困の問題
少子化による民主主義不全
工業化の弊害としての高労働体質
保育士不足
日本の労働生産性の問題
いろいろな問題によって今の子育てが大変な社会ができあがっていることがわかる。
でも、個人としては子どもがあふれた社会のほうが楽しいし、幸せだし、何より未来へ投資しているため、今後の社会にとっていいことだと考えますが、
それを本気で推進するリーダーや、社会の雰囲気がない(自分が良ければいい)のかなと感じました。
どんな金融商品の投資よりも、幼少期の子供への投資のほうがリターンが大きいという研究結果もあります。
株価のために日銀や年金で株を買うぐらいなら、子供への投資を加速させたほうがいいのでは?なんて問いを投げかける人がでてきてほしいと思います。
これは、若年層の政治離れが問題かもしれません。
子育てを自分事としてとらえる若者が政治に参加していないですし、そんな若者が政治家の要職に就けていない。
ここをなんとかしないといけないですね。
例えば、マイナンバーを使って、各政策に対してリアルタイムに投票してもらうシステムを有した政党とか作ったらどうでしょう。自分の思いが政策に反映される実感が持てますし、マイナンバーなら捏造のリスクも低い。
投票を電子化するのはハードルが高そうですが、個別政党の政策に反映する分であれば、ハードルが低いのでは?
なんて思ったりもします。
次は投票にいこう。
在宅ワーク
この1月から本格的に在宅ワークをしています。
毎週水曜日だけ出社日として、それ以外はすべて在宅です。
私の仕事は、システムエンジニアでして、企業のITシステムの開発、運用をする仕事です。
お客様の情報を入力したり、分析したり、お客様向けの書面を作成したり、といったシステムを作る仕事です。
お客様の要望を聞いて、システムの設計をして、プログラミングして、テストして、お客様に使ってもらう仕事です。
なので、基本的にはお客様とオンラインで打ち合わせができて、パソコンで設計書を作ったり、プログラミングしたり、テストできればいいので、なんら在宅ワークで困ることはありません。
このあたりはかなり恵まれているなと思っています。
現時点の在宅ワークのいいところ、わるいところを整理しておこうと思います。
■いいところ
・子育て貢献・家庭内満足度向上
私の場合はなによりもこれ。
妻がワンオペ育児していたのがかなり解消されました。
妻にとっても孤独であったことが一番のストレスであったようで在宅で
働いている時間に顔を合わせることはないのですが、居てくれるだけで安心とのこと。
また、お昼に会話したり、夕食時間も会話できるので、精神的なストレスはかなり
減ったと言ってくれています。
また、子供との会話の時間も増えて、我が家にとってはとても良い効果がでていると思います。
・通勤時間の有効活用
私の場合は片道1時間程度ですので、往復2時間余裕ができました。
ただ、電車通勤ですが、電車でも本を読んだりして有効に使っていたつもりなので、
個人的にはそこまで大きな変化はないと思っています。
ただ、朝起きる時間は1時間程度融通がきくので、疲れている日は少し遅めに起きられることはとても助かっています。
・食費節約
会社ではどうしてもコンビニや外食をしてしまうので、食費が節約できています。
昼食は家にあるものですましているので経済的です。
・自分の人生を見直すきっかけ
どちらかというと仕事人間でしたが、自分の人生を見直すきっかけにはなりました。
仕事だけではなく、家庭や子供、将来の事を俯瞰できたのはよかったと思います。
会社に居る時間がながいと、仕事の視点に狭まってしまっていて、
そういう意味では在宅もいいかなと思っています。
■わるいところ
・運動不足、日照時間
在宅ワークをしていると全く家から出ません。
なので、運動不足ですし、精神ストレスに影響する日照時間(日にあたる時間)も
まったく足りていないように感じます。
個人的にはストレスがたまりがちなように感じます。
・一人の自由時間
あまり大きな声ではいえないのですが、
通勤しているときは、帰りにゴルフの打ちっぱなしやカラオケにいって
自由時間を設けていることもありましたが、それがなくなりました。
なので、一日が、仕事か家事か子育てだけの生活になり、
ちょっと息苦しさを感じています。
妻からしたら、そんな時間はそもそも私はないと怒られそうですが。。
・仕事のコミュニケーション
世で言われているほど気になってはいませんが、
相談事やキャリアについてとか、ちょっとこみいった話をするときはやはり
対面に限ると思っています。
また、現場の温度感、切迫感というのも現場にいないと感じれないものです。
このあたりは、ケースバイケースでオンラインではなくオフラインを
うまく活用する必要があると思っています。
総じて私としては在宅ワークは賛成で、コロナ禍以降もやっていきたいと思っています。何よりも子供や妻との会話が増えたことが良かったですね。
一人暮らしの方はまた違った感想だとは思いますが、選択の自由を今後も残してほしいと思います。
ただ、今は在宅が多数派なのでよいですが、在宅が少数派となった場合、
仕事を任せにくいとか評価に影響するといったことがないように企業側が工夫する必要がありそうです。
子供の存在が当たり前の社会へ
子供が産まれてから、育児や少子化の問題に関心を持つようになりました。
理由は2つあります。
1つめは今までは他人事だったのが、自分事になったこと。
当たり前ですが、自分のこととなるとやはり興味を持ちますよね。
2つめは子供ができてから幸せを感じることが増えたこと。
であればもっともっとこの幸せを社会全体で共有できれば、もっと良い社会ができるのにと感じたこと。
子供ができるまでは、親戚も遠く、子供という存在が遠いがために、閉鎖された社会で生きてきたように思います。
好きな友達、好きなことだけをやっている生活の中で、子供ができたとき、子供が居る生活はどのようなものかということがピンときていませんでした。
そして、子供ができて、子供が居る生活、社会はどれだけ楽しいかに気付きました。
表現が難しいのですが、子供が居ると未来を感じることができます。笑顔が増えます。そして、こんなにも他人のために何かしたいと思うことはありません。
これって、やってみよう、とか、ありがとう、とか、そういう大事な感情をたくさん抱くことができているのだと思います。
ただし、素晴らしいことも多い反面やはり課題もあります。
育児というものは親にとって悩みの連続です。
何が正しいかもわからないですし、自分の子供に完璧な環境をと求めるあまり本質を見失うこともあります。
人類が産まれてから長い時間子育てはあったにもかかわらず、こんなにも難しいし、体系化されていないし、正しい知識を得るのも難しいのはなぜなんでしょう。
このあたりに興味を持ち始めました。
また、少子化の問題。
幸運にも我が家は二人の子宝に恵まれましたが、様々な理由で子供を持てない家庭もいます。
また、子供の存在が遠すぎて、子供の良さを知らないまま、子供のいない人生を選択している方も多いように感じます。
私からすると、こんなにも素晴らしいのになぜ、子供の存在が当たり前の社会になっていないのか。
ここも興味があります。
このあたり、今後勉強してみたいと思うので、コツコツと整理してブログに書き溜めていきたいと思います。
優しさ
子供って残酷なことがほとんどですが、
妙に優しさを見せることがあります。
つい先日暖かい日があって、日差しが強い日がありました。
眩しいねなんて言って近所を散歩していたら、
長女が何かごそごそ。
何しているの?と聞いたら
タンポポがまぶしそうだから、傘かけてあげたの
やさしーー!
大人の社会では、人間関係がめちゃくちゃで、あの人とこの人が仲が悪いとか、あの人に任せておくと失敗するからとか、そんなギスギスした世界と、この子供の見ている世界の違いって何だろうって思います。
みんな昔は子供だったはずなのに。
こんな何気ない一言で癒されますよね。
そして、このようにまわりに優しい自分でありたいです。
嫌われる勇気
今日は、私に大きな影響を与えたおすすめの本のご紹介です。
仕事や家庭や子育て、社会で生きていると悩むことが多々あるかと思います。
そのほとんどの悩みが対人関係によるものだという点に気付かされ、
どのように考えていくと対人関係の悩みがなくなっていくかという、思想、哲学の本です。
仕事で失敗したくないな、不安だな
→なぜ失敗したくないのか、不安なのかと考えたとき、上司に嫌われたくない、お客さんにできない人だと思われたくないという考えの裏がえしだと思いませんか?(対人関係をいい状態にしたいという考え)
仕事が楽しくないな、自分のやりたい仕事があるんだけど思い切って仕事をかえることができない
→なぜやりたいことをやらないのか。それは友人にバカにされたくないとか、親や家族に嫌われたくないからではないですか。
そんな人からどう思われるかを気にしないという点について丁寧に説明され、実践するための考え方が述べられています。
ただの「他の人がどう思っているかを気にすんな」というメッセージではなく、なぜ、どのように考え、行動するとその状態になるのかが書かれています。
確かに人の目は気になるし、それを気にしなくてよいのであればどれだけ楽かと思いますが、私はこの本を読んで少し人生が楽になりました。
そして、自分が生きる意味までも教えてくれたと思っています。
簡単に言うと家族や知人、世の人を愛すること、その感情をもって幸せを感じられることが生きる意味だと思っています。
この瞬間誰かを愛しているか。
家族でも会社の人でも遠く海外のTVに出ている人でも誰でもいいから
誰かを愛しましょう。
そして、その人たちが自分のことをどう思うかという考え方を捨て、
ひたすら自分が相手を想うことができれば、その想いをいただいている状態こそ幸せなのではと思っています。
思想、哲学の本なのでアレルギーがある方も多いとは思いますが、
わかりやすく、具体的な現代の生活に合わせて書かれているので、ぜひおすすめです。
だから、今日も妻、子供、会社の人、友人、あらゆる人に感謝、愛を感じながら暮らしたいと思っています。