自分の市場価値
皆さん自分の市場価値って知っていますか?
おそらく職業によって、わかりやすい人もいれば、よくわからない人もいるかと思います。
そういう意味ではシステムエンジニアは市場価値がよくわかる構図です。
システムエンジニア、システム開発においては、人月と単価という単位でビジネスしていることが多いです。
人月とは一人当たり一か月の労働時間のことです。
例えば1営業日あたり7時間労働とすると、月20営業日だったとします。この場合、7時間×20日=140時間分の仕事量のことを1人月と表します。
単価とは、その人月あたりの売値です。
国内の要員ですと90~150万円ぐらいが相場でしょうか。
コンサルタントなどは300万円を超えます。
なので、この業界では営業が事業会社から受注するときは、大体この人月と単価で契約金額が決まるようになっています。
SEを3人3か月雇うとすると、
3人×3か月=9人月
単価が100万円だとすると
9人月×100万円=900万円の契約といった具合です。
簡単に言うと人貸し業なのです。
もちろん、例外はあって、サービス提供するような場合は利用料といった形で売り上げるビジネスもあります。
本来は依頼する作業の難易度から単価は決まるのですが、
往々にして、あの人にこの単価はないなとか、
あの人ならこの単価はありだなといった、人を見た会話がなされます。
まさにこの単価というのがこの業界で言うわかりやすい市場価値なのです。
つい先日、お客様と会話している中で、自分の単価が上がる可能性について言及された際、それなら発注しない、上を説得できないといわれてしまいました。
確かに、今以上の単価となるとハードルは高いのですが。。
今まで担当のお客様に満足頂いている自負はあったのですが、
単価を上げるほどではないという考えに触れてしまい、少し落ち込みました。
とはいえ、現状の生の声をお客様から聞くことができる関係性にあるのは間違いないので、引き続き市場価値を上げる仕事の提案だったり、自己研鑽であったりをしていきたいと考えています。