お父さんってどうしたら幸せになれるの?

システムエンジニアの中年男性による仕事、子育て日記。日々の生活から幸せな感情や幸せになるためのヒントを共有します。

日本のデジタル

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一応、IT業界の人間として、なぜ日本はデジタルが弱いかについて考察したいと思います。

 

因果関係は置いといて、要素を挙げると以下かなと思っています。

 

・英語ができない

・保守派が多く、意思決定が論理的ではない

・過剰品質思考、障害は悪という考え方

・契約がゆるくはっきりものを言えない

 

 

・英語ができない

技術的な部分で、やはり検索したり、オープンな場で意見を求めたくなりますが、絶対英語ができたほうがいいです。

日本語サイトだけだと情報がかなり限定されます。

世界の叡智を活用できない時点で、かなりのハンデがあると思います。

 

・保守派が多く、意思決定が論理的ではない

 だいたい日本の企業の経営層は自分の失敗を恐れ、意思決定は自分の保身に走ります。なので、新しいことや、論理的にデジタルを活用して効率化するべきようなものをせずに来たので今の現状となっています。

FAXなんて早くやめるほど費用対効果が高いのはわかりきっているのに、自分の保身で予算を下ろさない、意思決定しないってことですね。

結果としてIT予算が少なく、IT化が進まない、予算が少ないなかでの開発を求められるので労働条件が悪く優秀な人材が集まらないという構図でしょうか。

 

・過剰品質思考、障害は悪という考え方

IT業界は高残業で知られ、優秀な人材が集まってこないのもデジタル化が進まない要因です。アルバイトの言語も触ったことがない人が、大手企業のシステムのコーディングをしてたりします。

これは予算が少ないという前述に加えて、過剰品質、障害は悪という思考が日本は強すぎると思います。障害はよくはないですが、一部の障害は許容するという考え方がないと開発者に無理を強いることになって、結果として労働環境が悪化します。

バグが起きたら直す、ただそれだけのことなのですが、いろんな人が騒いでなぜなぜ分析をさせられ、発注者側の問題であっても受注者の問題にし、無駄なチェックリストが増える。結果としてさらに余計なタスクが増え労働環境が悪化するという構図です。

 

・契約がゆるくはっきりものを言えない

 契約形態はさまざまですが、契約書に何も書いてなさ過ぎて、発注者の無理難題を押し付けられるまたは、納品物が発注者の意図と異なり、結果として発注者側がIT不信となるという構図です。契約がゆるいことは発注者、受注者ともにいいことはありません。

ただ、往々にして、期限優先で契約書の条件はおざなりに、作業を始めることが多いのではないでしょうか。

 

 

といった具合に様々な要因があって日本のデジタル化は進まないと思っています。

時間があればもう少し因果関係をデータ等を使って明らかにしながら深堀りしてみたいですね。